「20世紀のコンクリートと鉄で作られた建築は、何か息が詰まるような感じがする。」そう考える隈は、人間に優しい建築をつくることを目指しています。本展では、人間に優しい建築=人が集まる場所=新しい公共性が生まれるような場所をつくるために隈が用いている方法論を、「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」という5原則として抽出し、隈建築68件をそれら5原則に分類して紹介します。また、隈が設計した建築の「実際」を、本展のために制作された新作映像を通して紹介します。